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NHKシチズンラボとの共同研究の中間報告②が公開されました

横浜市立大学COI-NEXT「若者の生きづらさを解消し高いウェルビーイングを実現する共創拠点」の一環として、NHKシチズンラボと協働で2023年3月〜10月に実施した「こころの研究 調査①『落ち込んだとき、どうする?』」の【中間報告②:成人期から高齢期のストレス対処】が公開されました。
本報告では、成人期以降のストレスとの向き合い方について、調査結果をもとに考察を行っています。ぜひご覧ください。


成人形成期(18-29歳)・壮年期(30-44歳)・中年期(45-64歳)・高齢期(65歳以上)の4つの世代で、ストレスへの対処の仕方にどのような共通項や違いがあるかをデータを基に解説しています。

これら4つの世代で、ストレスへの対処の仕方にどのような違いがみられるか、2023年3月~10月までに集まった回答をもとに分析しました。

<分析の目的>

心の不調を予防し、精神的な健康を維持・回復・増進するためには、ストレスに対処する行動=コーピングが重要です(ストレスと上手に付き合う  ~自分に合ったコーピングを知ろう~|「こころ」の研究|NHKシチズンラボ)。

ストレスの感じやすさやコーピングの方法は世代ごとに違うと考えられますが、こうした事柄について、同じ内容で調査し、世代ごとに分析した研究は多くありません。

そこでシチズンラボでは、世代ごとに抑うつ・不安とストレス対処行動との関連を調べることで、その特徴に合わせて心の不調を予防する方法を検討しました。今回は18歳以上の成人期から高齢期に該当する方1,850名から寄せられた回答に焦点をあて、分析を行いました。

<分析の対象>

2023年3月から10月に集まった1,961名の回答のうち、18歳以上かつ回答に漏れがなかったのは1,850名でした。世代ごとの内訳は次の通りです。

成人形成期(18-29歳):308名(16.6%)壮年期(30-44歳):323名(17.5%)中年期(45-64歳):1,003名(54.2%)高齢期(65歳以上):216名(11.7%)

このうち女性が1,519名で、全体の82.1%を占めました。

詳しい調査の内容や結果についてはこちらよりご確認ください。


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