開催レポート:第2回クアトロヘリックス・キャンプ® in横浜 ~メンタルウェルビーイング・テック~
メンタルウェルビーイング産業の創出へ。メンタルヘルスを支援する4つの革新的なプロジェクト構想が誕生

2025年9月12日(金)・13日(土)の二日間、TECH HUB YOKOHAMAにて「メンタルヘルスケアの市場創出」を目指す日本発のオープンイノベーションイベント「第2回クアトロヘリックス・キャンプ® in 横浜 ~メンタルウェルビーイング・テック~」(主催:横浜市立大学COI-NEXT、企画運営・プログラムデザイン:フォーアイディールジャパン株式会社)を実施しました。
本イベントは、横浜市立大学COI-NEXT拠点「若者の生きづらさを解消し高いウェルビーイングを実現するメタケアシティ共創拠点」事業の一環として、全国のスタートアップ企業、大企業、自治体、地域の未来を形作る学生によるオープンイノベーションを目的としています。
産官学民の多様な69名が集結
<参加者(社)一覧>
・協賛企業 3社
NTTPCコミュニケーションズ株式会社、コニカミノルタ株式会社、株式会社マクニカ
・スタートアップ企業 12社
株式会社remental、トモイク株式会社、一般社団法人 笑壺研、株式会社ミナカノ、株式会社Quixotiks、株式会社meleap、ZeroToInfinity株式会社、株式会社カケミチプロジェクト、株式会社Lively 、Nurse and Craft株式会社、合同会社メンタルヘルスネットワーク、Boost Health株式会社
・自治体
横浜市、神奈川県、総務省関東総合通信局
・大学
横浜市立大学(教員6名、学生16名)
イベントの成果
2日間の合宿を通じて、協賛企業×スタートアップによる4つの『メンタルヘルスを支援する革新的なプロジェクト構想』が誕生。これらの構想は、参加者が互いのゴールを共有し、短期間で信頼関係を築く「クアトロヘリックス・キャンプ®」独自のプログラムによって生まれたものであり、オープンイノベーションを机上の空論に終わらせない実効性があります。
今後の展開に向け、当社はプロジェクトの進捗を見守り、さらなる発展に向けて全力で支援してまいります。

流れについて
Day1『出会いと発散の日:共創チーム構成のためのピッチとOne on Oneマッチング』
協賛企業、スタートアップ企業、自治体、学生それぞれによるピッチを行い、企業同士のOne on Oneを実施しました。
冒頭では、インプット講演としてCOI-NEXT拠点の髙瀨先生から「メンタルヘルス領域における大学と企業との協業」をテーマにお話していただき、その後、協賛企業3社と自治体(神奈川県)による事業説明や課題意識の共有、本キャンプで実現したい共創イメージ等を熱く語っていただきました。

画像の説明 左より)横浜市立大学宮城副学長よりご挨拶、後援いただいた横浜市経済局より甘粕様・神奈川県より永井様、関東総合通信局より木榑様

画像の説明 左より)代表 杉原よりルール説明、COI-NEXT拠点副プロジェクトリーダー髙瀨先生よりインプット講演、実行委員会の先生方

画像の説明 NTTPCコミュニケーションズ(株)、コニカミノルタ(株)、(株)マクニカ、神奈川県産業労働局
スタートアップ12社によるピッチでは、あるべき社会に向け自社が展開する事業・取組み、今回のキャンプへの期待を発表していきます。

画像の説明 上段左より)(株)remental、トモイク(株)、一般社団 笑壺研、(株)ミナカノ、
中段左より)(株)Quixotiks、(株)meleap 、ZeroToInfinity(株)、(株)カケミチプロジェクト、
下段左より)(株)Lively、Nurse and Craft(株)、(合)メンタルヘルスネットワーク、Boost Health(株)

画像の説明 横浜市立大学の学生・ビヨンドURA社会人大学生16名が参加。
その後、協賛企業・横浜市・横浜市立大学とスタートアップ企業とのOne on Oneを実施しました。このOne on Oneを経て、投票を行い、2日目に向けた共創チームを組成していきます。

Day2『結束と収束の日:共創プランの発表とさらなる発展へ』

2日目は、朝からチームごとに作業。「共創ゴール設計シート」を使い、チーム内でディスカッションを重ねながら、ビジョン・共創イメージ・課題等を整理し、実行計画まで落とし込みます。そしていよいよ、参加4チームによる共創プランのプレゼンです。2日間という限られた時間で集中的に形にした共創プランをチームごとに発表。
新規事業やオープンイノベーションの経験豊富なコメンテーターから、共創をさらに前に進めるためのアドバイスをいただきます。

画像の説明 上段左より)審査・講評の宮城副学長と横浜市経済局の甘粕様から各チームにコメント、宮城副学長による全体講評 下段左より)COI-NEXT拠点賞受賞の様子
4つの共創プランが誕生しました!

画像の説明 上段左)チーム名:SHIROぶどう、On Field、下段左)Mirai Bridge、HADO to infinity by Macnica
共創プラン1
テーマ:『こどもがその人らしく生きるを支える』
関連ワード:#子ども #親 #家庭 #AIと人による支援
チーム名:SHIROぶどう
構成員:株式会社remental、株式会社ミナカノ、横浜市立大学
担当教員:COI-NEXT拠点 研究開発課題6リーダー 原 広司
共創プラン2 テーマ:『子供たちの未来を、AIでカバーするメンタル支援サービス ~地方も業界の溝も、誰も取り残さない~』
関連ワード:#子ども #メンタルケア #看護師 #コーチング #専門家AI
チーム名:Mirai Bridge
構成員:コニカミノルタ株式会社、株式会社Quixotics、株式会社カケミチプロジェクト
担当教員:COI-NEXT拠点 研究開発課題6所属 根本 裕太郎
共創プラン3
テーマ:『ソーシャルペアレンティングの実現』
関連ワード:#育児 #睡眠データ #AIコミュニティ #有人カウンセリング
チーム名:On Field
構成員:NTTPCコミュニケーションズ株式会社、トモイク株式会社、株式会社Lively
担当教員:COI-NEXT拠点 副プロジェクトリーダー 高瀨 堅吉
共創プラン4
テーマ:『メンタルヘルスケアに楽しさを!』
関連ワード:#健康経営企業 #ウェルビーイング #測定負荷軽減 #エビデンス
チーム名:HADO to infinity by Macnica
構成員:株式会社マクニカ、株式会社meleap、Zero to Infinity株式会社
担当教員:COI-NEXT拠点 プロジェクトリーダー補佐 石井 美緒
参加者コメント
約半数の方にアンケートにお答えいただきました。本キャンプへの全体的な満足度については、「とても満足」と「満足」の合計が96%という高い評価をいただきました。また、今後の参加意向についても、「ぜひ参加したい」と「日程が合えば参加したい」が合わせて92%を占め、多くの方からポジティブな回答をいただきました。

協賛企業
- スタートアップの皆様の熱意を感じられて良い刺激になった。実現性のある企画も立案でき、事業化の事例にして行きたい
- 想像していなかったような出会いにつながった
- 素晴らしい方々とたくさん出会え、アツイ議論ができた
スタートアップ
- スタートアップのみなさんの高い熱量が刺激になった。いろんな立場の方とディスカッションできて、とても有意義だった
- 自分たちと同じ思いを持って同じ領域に挑んでいる方がたくさんいると知れた
- 協賛企業やスタートアップが絡むことで新たなソリューションの可能性が生まれた
- 様々なバックグラウンドの方々とお話しすることができ、とても刺激を受けた。また、共創していただけるパートナーたちと出会うことができ、今後の事業に活かしていける
学生
- 実際の企業様同士の新事業立ち上げの雰囲気を知ることができ、貴重な体験をすることができた
- 熱量の高い方々に囲まれてディスカッションに参加させていただいた。新しい事業が生まれる場にいられた。
- 企業間のコラボレーションを間近で体験できた。各業界のプロ同士が、高い熱量で様々な切り口で議論した内容は大変参考になった
- 産官学民連携して今のヘルスケア関連の課題を解決しようと1つになって、あらゆる視点から新規事業を造るフェーズに携われた

実施概要
実施日:
2025年9月12日(金)13:00~18:00、9月13日(土)10:00~15:00
会場:
TECH HUB YOKOHAMA
協賛企業:
NTTPCコミュニケーションズ株式会社、コニカミノルタ株式会社、株式会社マクニカ
参加スタートアップ企業(全12社):
株式会社remental、トモイク株式会社、一般社団法人 笑壺研、株式会社ミナカノ、株式会社Quixotiks、株式会社meleap、ZeroToInfinity株式会社、株式会社カケミチプロジェクト、株式会社Lively 、Nurse and Craft株式会社、合同会社メンタルヘルスネットワーク、Boost Health株式会社
参加自治体:
横浜市、神奈川県、総務省関東総合通信局
参加大学:
横浜市立大学(教員6名、学生16名が参加)
主催:横浜市立大学COI-NEXT拠点
後援:横浜市経済局、神奈川県、経済産業省関東経済産業局、総務省関東総合通信局
企画運営・プログラムデザイン:フォーアイディールジャパン株式会社