お知らせ

学会での新たな挑戦:「デジタル」が心の「予防・ケア」になる未来

日本有数の学会にて、下記のシンポジウムを企画し、「デジタルツールを使ったメンタルヘルスケア」という全く新しいアプローチを提案しました。 

 

■開催概要

学会名:第99回日本薬理学会(宮城県仙台市東北大学)

日時:2026年3月17日(火)8:30~10:00

シンポジウム名:メンタルヘルスケアのデジタルシフト ― デジタルソリューションが拓く可能性と新たな役割―

座長:横浜市立大学 宮﨑 智之

コメンテーター:株式会社電通デジタル 興津 隼人


病気と診断される前のなんとなく調子が悪い「未病」の段階では、病院で本格的なお薬をもらうことはありません。しかし、この段階での「予防的アプローチ」こそが、心の健康を保つために非常に重要です。スマートフォンをはじめする身近なデジタル技術を使うことで、誰もが手軽に日常の中でセルフケアできる時代が来ています。シンポジウムでは、次のような「デジタルによる未病改善」の可能性について紹介しました。シンポジウムを通じて、延べ50名程度の学術研究者が来場され、質問が飛び交うなど、非常に白熱したシンポジウムとなりました。

■ 登壇者

横浜市立大学 山里 亜未
ゲーム感覚のアプリ:動物を育てるアプリで楽しく生活習慣を整え、気分の落ち込みをケアします。

NTT株式会社 高山 千尋
もう一人の自分(アバター):自分の分身を活用し、人前での緊張や不安をやわらげるサポートをします。

慶應義塾大学 藤井 進也
音楽と脳波計:脳波に合わせて選曲される音楽や脳のリズムを変調するために作曲された音楽に関する研究紹介を行い、デジタルツールを用いた音楽支援療法の可能性について述べました。

慶應義塾大学大学院 Skiers Kinga
メタバース(仮想空間):安全な仮想空間でのアート作りなどを通じ、コミュニケーションの練習を後押しします。

■研究成果を日常へ:デジタルケアの社会実装に向けた一歩

本格的な不調になる前にこれらの技術を活用することが出来れば、「楽しさ」や「心地よさ」を入り口にして心をケアし、未病を改善することが出来ると考えています。そのためにも、これらを社会に適切に届け、活用していただくことが大切です。

電通デジタルの興津さんから、下記のコメントをいただきました。

「素晴らしい研究・技術の社会実装には、受け手側となるユーザーにいかに価値を感じてもらえるかが重要です。日常で使うデジタルツールだからこそ、研究開発の成果に基づく機能のみならず、生活に馴染む機能設計や魅力的なコンセプトなど、世の中・社会・ユーザーに振り向いてもらうためのマーケティングコミュニケーションの視点も加味していただくと良いと思います。」

今後は、メンタルヘルスに対する予防的アプローチとしてのデジタルツールの開発のみならず、皆さんに活用いただくために何が必要か?研究開発と周知活動に努めてまいります。

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