お知らせ

【敬心学園、順天堂大学、横浜市立大学が共同研究を開始】〜鍼施術が働く世代のメンタルヘルスに与える影響を検証する探索的介入研究〜

週1回・計4回の鍼施術による抑うつ、レジリエンス(心の回復力)、生体指標への変化を科学的に評価。2026年9月より臨床研究を本格始動。
学校法人敬心学園 日本医専(鍼灸学科)、学校法人順天堂 順天堂大学大学院(総合診療科/AIインキュベーションファーム)、および公立大学法人横浜市立大学(研究・産学連携推進センター/Minds1020Lab)の共同研究チームは、「鍼施術がメンタルヘルスに与える影響に関する探索的介入研究」を開始いたします。
現代社会における働く世代のメンタル不調に対し、鍼治療がもたらす好影響の可能性について客観的なエビデンスを収集し、社会的・学術的価値の検証を行います。

■ 本研究の背景と目的:なぜ今、この研究を行うのか

鍼施術は、肩こりや腰痛などの痛み(運動器疾患)の改善だけでなく、抑うつの軽減や睡眠の質の改善、副交感神経の亢進(リラックス効果)など、メンタルヘルスにも好影響を与えることが知られています。
本研究チームでは、「抑うつ」や「レジリエンス(ストレスを乗り越える心の回復力)」といった心理状態に着目しました。特に、これまで鍼施術がレジリエンスに与える影響についての学術的検討はほとんど行われていません。
そこで本研究では、本格的な大規模調査に先立つ準備研究(探索的介入研究)として、働く世代の抑うつやレジリエンス、生体指標に与える影響を多角的に検証し、評価方法の妥当性や臨床での実施可能性を確認します。

■ 臨床研究の概要

項目内容
研究課題名鍼施術がメンタルヘルスに与える影響に関する探索的介入研究
共同研究機関   ・学校法人敬心学園 日本医専(鍼灸学科)
・学校法人順天堂 順天堂大学大学院(総合診療科/AIインキュベーションファーム)
・公立大学法人 横浜市立大学(研究・産学連携推進センター/Minds1020Lab)
研究期間2026年9月 〜 最長2028年3月
対象者数80名
実施方法 同意取得後、週1回×4回(約1ヶ月間)、1回約40分の鍼治療を施行。
※安全性・再現性の高い、一般的な鍼灸院で広く施行される施術内容を採用。
介入前後、終了1週間後、4週間後にアンケート調査を行うほか、各回の施術前後に血圧・心拍数を測定。日常的なデータはスマホアプリで取得。

【評価項目】

主要評価項目(Primary endpoint)

  • 抑うつ度

副次評価項目(Secondary endpoint)

  • レジリエンス
  • プレゼンティーイズム
  • 睡眠の質
  • ウェルビーイング
  • 身体的な不調
  • 施術日の生体指標
  • 日常的な心拍数・心拍変動
  • 介入の完遂率

■今後の展望

 本探索的研究により、鍼施術がメンタルヘルスやレジリエンスに与える基礎的なエビデンスが構築されれば、将来的には「企業や労働環境における新しいメンタルヘルス対策」の選択肢として、鍼灸の社会的・学術的な価値を高めることが期待されます。三者は今後も、研究成果をもとに社会実装に向けた取り組みを推進してまいります。

■ 共同研究参画機関について

  • 学校法人敬心学園 日本医専(鍼灸学科)

  所在地:東京都新宿区高田馬場1-18-18 / URL:https://www.nihonisen.ac.jp/

  • 学校法人順天堂 順天堂大学大学院(総合診療科/AIインキュベーションファーム)

  所在地:東京都文京区本郷2-1-1 / URL:https://www.juntendo.ac.jp/

  • 公立大学法人横浜市立大学(研究・産学連携推進センター/Minds1020Lab)

  所在地:神奈川県横浜市金沢区瀬戸22-2 / URL:https://www.yokohama-cu.ac.jp/

■リリース元

学校法人 敬心学園

https://keishin-group.ac.jp/

新着情報一覧へ